承認欲求を捨てなさい。ブッダはそう説いた。 でもSNSを覗くと、誰も彼もが承認中毒気味に見える。 「私、病気かもしれない」 知り合いのカメラマンが、聞き捨てならないことを言う。 「褒めらわないとやっていけないの」 一緒に写真を展示したことのある彼…
授業中の教授がそわそわし始めた。顔を赤らめている。 もったいぶった前置きの後、おもむろに詩の暗誦を始めた。 ポーの「アナベル・リー」だった。 大の大人が若者に向かって詩の朗読することの気恥ずかしさは、自分がおじさんになった今なら理解できるけど…
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